グラデーションの入ったテロップやデザインをたくさん作る際に
効率良く作業をする方法を解説いたします。
毎回グラデーションのポイントごとに色の変更をするのは
なかなか大変な作業になるかと思います。
この問題はグラデーションの設定と描画モードの変更をすることで
解決できるかもしれません。
こちらの内容が、作業の効率化につながればと思います。
テロップに効率良くグラデーションを適用する手順
①テキストのカラーを文字パネルで設定する
下のテキストレイヤーにグラデーションを適用します。
![グラデーションをかける前のテキストレイヤー](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-02.jpg)
テキストの色は文字パネルのカラーで設定しておきます。
![テキストの色を文字パネルのカラーで設定](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-03.jpg)
②白・黒・グレーで構成されたグラデーションを適用する
「グラデーションパネル」またはレイヤースタイルの「グラデーションオーバーレイ」から
白・黒・グレーの濃淡で構成されたグラデーションを適用します。
![グラデーションパネルから白・黒・グレーのグラデーションを適用](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-04.jpg)
![レイヤースタイルにグラデーションオーバーレイが追加される](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-05.jpg)
③グラデーションの描画モードを設定する
レイヤースタイルからグラデーションオーバーレイの
描画モードをスクリーンに設定します。
![グラデーションオーバーレイの描画モードをスクリーンに設定](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-06.jpg)
すると、グラデーションの明るい部分を残しつつ、色が合成されます。
![グラデーションがスクリーンでテキストの色と合成](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-07.jpg)
描画モードの「スクリーン」と「乗算」について
白・黒・グレーの濃淡で構成されたグラデーションと
組み合わせやすい描画モードには「スクリーン」と「乗算」が挙げられます。
特徴はそれぞれ以下の通りです。
スクリーン…黒は透過されて白はそのまま残る。明るく合成される。
乗算…白は透過されて黒はそのまま残る。暗く合成される。
![描画モードのスクリーンと乗算](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-08.jpg)
ポジティブ表現の時はスクリーン、ネガティブ表現の時は乗算という使い分けもできます。
④レイヤースタイルを調整する
グラデーションオーバーレイの各項目を変更して
好みの見え方になるように調整を行います。
![グラデーションオーバーレイを好みの見え方になるように調整](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-09.jpg)
⑤テキストレイヤーの色を変更する
グラデーションオーバレイの描画モードが適用されているので
テキストレイヤーの色を変更しても、グラデーションは残ったままになります。
![文字パネルでテキストレイヤーの色を変更](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-10.jpg)
1文字ずつ色を変更することもできるので
グラデーションを使ったカラフルなテロップも容易に作ることができます。
![グラデーションを使ったカラフルなテロップ](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-11.jpg)
グループのグラデーションオーバーレイについて
グループにグラデーションオーバーレイを適用した場合
グループ内のレイヤーに対してではなく、
カンバス全体の範囲に対してグラデーションが作成されます。
![レイヤーのグラデーションオーバーレイとグループのグラデーションオーバーレイ](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-12.jpg)
テキストやシェイプ等のレイヤーにグラデーションオーバーレイを適用した場合は
「シェイプ内で作成」にチェックを入れると
そのレイヤーの範囲に対してグラデーションが作成されます。
![グラデーションオーバーレイのシェイプ内で作成にチェックを入れる](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-13.jpg)
そのためグラデーションオーバーレイは
グループに適用するよりも、レイヤーに適用した方が扱いやすくなります。
グラデーションプリセットを作っておくと便利です
グラデーションプリセットがあれば
ワンクリックでグラデーションを適用できるので作業を効率化できます。
![グラデーションプリセット](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-14.jpg)
プリセットは「グラデーションエディター」ウィンドウの
「新規グラデーション」をクリックすると追加されます。
![新規グラデーションをクリックするとプリセットに追加される](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-15.jpg)
プリセットを書き出しておくことで
他のパソコンにデータを移動させることも可能になります。
![グラデーションプリセットの読み込みと書き出し](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-16.jpg)
またスウォッチのプリセットも合わせて作っておくと
色の変更を効率化できるので便利です。
![スウォッチのプリセット](https://www.hitomazucorede.com/wp-content/uploads/2022/05/drawing-mode-gradation-17.jpg)